岩槻の人形
井野人形
昭和18年創業の初代時夫・2代目守也と続く江戸木目込人形の製造工房。2人の伝統工芸士が作業する工房では、「創作人形」を中心にデザインから完成まで、すべての工程を行っています。伝統を守りつつ、既成概念にとらわれることなく、新しい作風に挑戦しています。そうした新たな試みは、熟練した技術が備わってこそ可能なこと。人形は手の込んだ作業の集積であり、高い志をもたなければならず、職人でありながらひとりの作家として製作に励まれています。