熊手
(有)ニシノ
熊手は、もともと江戸時代秋の収穫祭で落ち葉や穀物を集める道具として売られていたものが、「福を掃き込む、かきこむ」といった洒落をきかせた縁起物へと変化していったと伝えられます。また熊手の形は、獲物を捕らえて放さない鷲の爪を表しているともいわれ、「福を鷲づかみにする」という願いが込められています。昭和11年から始まった熊手作りも現在3代目・義之へと受け継がれ、一つ一つ願いを込めながら手作業により生み出されています。