伝統産業最新情報
2019年1月に店舗を移転した喜久屋楽器店。小上がりに設えた作業場の横には、家元から預かった社中の楽器がズラリと並んでいます。当代は、先代からの技を引き継ぐだけでなく、直接その仕事を家元に認められた実力の持ち主。プロが使うオーダーの楽器は、当代が材料からひとつひとつを手作りし、手間と時間をかけて仕上げます。三味線の材料は規制されているものが多いことから、近年は代用品の開発も進み、その中でも研究・創 […]
賑やかな大宮銀座通り商店街で、趣ある佇まいが目を引く田中屋呉服店は、既製品を扱わず、絹、麻、木綿などの天然素材に、染織りなどの伝統技術による受注品など、今では数少なくなった伝統的な着物を取り揃える老舗です。そもそも着物は、仕立て直しをしながら代々に受け継いで行くものでしたが、仕事のできる呉服店、職人さんが少なくなっていることから、田中屋呉服店には、わざわざ新幹線で来訪するお客様もいるそうです。 【 […]
皇室の宮中祭祀や氷川神社の祭礼旗、Jリーグ・大宮アルディージャの応援旗など、多種多彩な旗を製作している辻旗店。現在は、ラグビーワールドカップ2019日本大会を控え、関連する懸賞幕などの製作に追われています。大正5年の創業以来、使い続けているミシンは店のシンボル。ホームページに掲載された写真がTV局の目に留まり、番組の撮影に協力したことも。今でも現役で、さまざまな旗を世に送り出しています。 【所在地 […]
店内に並ぶのは、添加物を一切使用せず、一つ一つていねいに手作りした和菓子の数々。『盆栽最中』や『大宮ぽっぽ』といった地域に因んだ商品も手がけ、さいたま市の特産であるさつま芋を使用した『紅赤ココア焼芋』は、紅赤の素朴な風味と白餡の調和が特徴的です。昨年から販売を開始した『わらび餅』は、中に餡を詰め、小川屋ならではの味に評判も上々。伝統的な味と技を引き継ぎつつ、新しい挑戦へも意欲的に取り組まれています […]
130年以上にわたり、当時と変わらない店構えで、呉服を中心に婦人用品などを取り扱う大木屋。宝永年間(1704年〜1711年)から続く『与野夏祭り』の地元でもあることから、創業以来、祭りや神事に関連する布製品の品揃えも多彩で、特に近年は、初午や節句の際に祭壇に飾る木綿の五色布を扱う数少ない店として、市内に限らず、遠方からの注文にも対応しています。 【所在地】中央区本町西1-12-19 【電 話】04 […]