伝統産業最新情報
9月30日付、埼玉新聞に岩槻人形の新井久夫さんが「アマビエ」をモチーフにした木目込み人形を考案したことが掲載されました。 この「アマビエ」は疫病を鎮めるとされて、コロナウイルスの早期収束と街に活気を取り戻したい思いを込めています。
明治31年創業の『武笠表具店』さん、120年以上にわたり「表具」との関わりを続けています。襖や障子の張替え、掛軸・屏風等の仕立て直しなど幅広い仕事の中で、特に「掛軸」に関しては専門性が高く技術を要し、お客さまからお預かりしたもの扱う事への重責を常に感じるといいます。「表具師の先輩方から学ばせていただくことも多い」といい、技術を磨くことを怠らない姿勢が「表具師」としての強い意志を感じました。コロナ禍 […]
『二宮カラー七宝』さんは、七宝焼の釉薬(絵具)を40年以上にわたり製造・販売をしています。七宝焼の釉薬は粉末状のガラス質でできており、これを水などで溶いて絵具として使います。釉薬の製造工程は、まずケイ石を主とした原料を調合し、坩堝(るつぼ)と呼ばれる容器に入れ高温の炉で溶解させます。溶解しガラス化したものを坩堝から取り出して水で冷やし粉砕、さらに絵具として適した荒さの粉末にしていきます。二宮さん独 […]
『中村家』さんは、浦和駅西口を出て県庁通り沿い、埼玉会館の向いにお店を構えるうなぎの老舗店です。お店の前の通りに漂う、うなぎ店とすぐわかるその香ばしい匂いに食欲がそそられてしまいます。備長炭を使用した炭火焼きにこだわり、『中村家』さんならではの「辛めのたれ」で仕上げるうなぎは、代々受け継がれる職人の技と心が込められています。伝統の味を守ることの大変さや、近年の「ウナギ」を取り巻く状況など、うなぎ店 […]
浦和の地で、歴史を刻む『文壽堂 原田表具店』さん、140年以上と長きにわたり「表具」と向き合い続けています。五代目原田豊吉氏の妻が勝海舟の姪だったことから、屋号を名付けられた経緯があり、店内には「勝海舟直筆の書」が飾られていることからも、歴史を感じずにはいられません。昔ながらの手作業にこだわり、自ら研いだ切れ味鋭い「小刀」を用いるなど、繊細な手しごとが受け継がれています。お客様から受ける依頼の中に […]