伝統産業ガイドブック 2023年3月発行
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大 明治20年(1887年)当与野町に大木屋呉服店として創業。現在は㈱大木として「エレガントな装い」をテーマに従来からのきもの、祭用品等を含め店内に取揃えています。 店舗はほぼ創業時のもので江戸時代中期の俳人『鈴木荘丹』が先祖にあたり、「荘丹」の関係俳句集や書籍を受け継いでいます。所大宮区宮町1-21<マップD22> ☎048-641-0440営10:00〜17:00/水・木曜定休吉 江戸中期から後期頃、山と林の寂しい集落だった木崎村の南端(現:北浦和駅東口周辺)に、畳表(座敷)職人として創業しました。木崎村周辺では畳に適した稲わらが豊富で、畳床職人も多く、古くから畳づくりが行われていたようです。畳表一畳に使われるい草は約5000本以上ともいわれ、当時は手作業で仕上げられていました。畳の出来を左右するこの「仕上げ」こそ、伝承されるべき職人の技術。現在は機械(ミシン)仕上げに代わったものの、直線が命で畳縁接着工法のノウハウは今も「吉野の畳」として受け継がれています。所中央区本町西1-12-19<マップA21> ☎048-852-4469営9:00〜19:00/日曜定休17おおきやしみずせいじょうてん はすだや所岩槻区本町3-12-14<マップD13> ☎048-756-1568営8:00〜19:00http://tatami-shimizu.com畳衣料品大木屋呉服店呉服・太物 田中屋呉服店志水製畳店 蓮田屋吉野畳本店旗・幕、生地染品辻旗店煙火(花火)オリエンタル火工表具文壽堂 原田表具店武笠表具店内木酒造大瀧酒造小山本家酒造鈴木酒造清酒製造茶葉販売うなぎ、川魚料理料亭旅館●衣料品㈱大木●畳志水製畳店創作漬物 河村屋大宮本店酒井甚四郎商店漬物青山茶舗沖田家きわい家小島家料亭 ほてい家うなぎ山家料亭旅館 新道山家よしのたたみほんてん所浦和区常盤3-22-15<マップA34> ☎048-831-7006営9:00〜18:00/日曜定休 ※変更となる場合があります。呉服・太物 田 明治21年、現在の大栄橋付近に呉服店を創業した田中善平は近江商人でした。近江商人とは、江戸・明治の頃、肩に天秤棒を担ぎ、呉服や太物などの繊維関連を主な商品として、全国を行商した商人。その革新的な商法と精神がこの地に根を下ろしました。やがて昭和初期にかけて、大宮公園周辺に集積した料亭を中心に花柳界が栄えたこともあり、豪商へと出世していくことになります。現在も老舗呉服店として着物や和小物などを販売。家宝はもちろん「天秤棒」です。たなかやごふくてん料亭煎餅和菓子懐石料理 伊勢錦料理茶屋 一の家料亭 せんべい家料亭 ふな又中島煎餅屋足立屋菓子舗岩戸屋菓匠花見関根製菓田中屋本店時乃鐘最中ときわだんご本舗風土菓房 福呂屋●呉服店㈲田中屋呉服店●畳吉野畳本店さいたま市では、荒川や元荒川などの自然環境、さいたま市では、荒川や元荒川などの自然環境、中山道の宿場町などの地理的条件により発祥、定着した老舗といわれる事業所を、中山道の宿場町などの地理的条件により発祥、定着した老舗といわれる事業所を、「地域の特性と深い関連のある事業所」として指定しました。「地域の特性と深い関連のある事業所」として指定しました。木屋志水製畳店 蓮田屋 明治創業の製畳店。モノづくりの心意気で3代目志水祥一と4代目富幸が畳と向き合っています。一級技能士でもあり、4代目富幸は「彩の国第21回技能まつり 技能競技大会」にて『県知事賞』最優秀賞を受賞し、全国競技大会「第30回技能グランプリ 畳製作職種」にて「敢闘賞」を受賞しました。岩槻区内には神社仏閣も多く、使用する畳には縁の模様を合わせる「紋縁」(もんべり)など手仕事でしか対応できない特殊な技術も要しますが、伝統の技を駆使して仕上げています。もちろん一般住宅の仕事も多く、家具の移動からすべて対応します。洋間に溶け込む畳の使い方などもアドバイス可能ですので、ご相談ください。野畳本店中屋呉服店地域の特性と深い関連のある事業所地域の特性と深い関連のある事業所

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